2008年10月28日火曜日

Durga Puja(ドゥルガ・プジャ)

今回はお祭りのお話です。
インドは秋がメインのお祭りシーズン。Pujaと言えば、毎日やってるようなものなら「お祈り」と訳せるし、年に数回やるような大きなものなら「お祭り」と訳すのがしっくり来ると思います。

インドには広大な土地に(実は西欧と同じくらいの面積)、多民族・多宗教がいるためか、地域によって大切なお祭りや祝日の日が異なります。っで、Kolkataで一番大きなお祭りがDurga Pujaです。

なんのお祭りかというと、人によって若干言うことが違うんですが・・・、ひとまずは、シヴァ神の奥さんのDurga神を祭るお祭りのようです。「Durga Pujaってどんなもの?」かと一言で言うと、「縁日+クリスマス+正月」のような感じです。

まず、「縁日」と言ったのは、出店がいっぱい出るから。色んな食べ物のお店やゲームが出来るお店が出ます。日本にそっくりです。

日本でも定番のわた菓子やさん。やっぱりピンク色です。

お面も売ってます。なぜかこっちでスパイダーマンをよく見かけます。戦隊モノもちゃんとあります。

射的なんかもあります。射的を取ろうとしてるのに、親子がどかないので諦めてワンショット。お父さん嬉しそう。

PURIとあったからプクーとした揚げパンの一種かと思ってオーダーしたら・・・、缶の中に野菜の切れ端やらナッツやら怪しい調味料をドバッと入れてかき混ぜて、出来上がり。見た目は若干グロイけど、味はそこそこ。


お気に入りのエッグ・チキンロールももちろん売ってます。みんな美味しそうに食べてます。

ライムジュースやサトウキビジュースも美味しいです。ライムは半分以上水だからいつも若干ドキドキしながら飲んでます。

そして、最後はやっぱりチャーイ。この甘くて濃厚な味が、インドの風土にはぴったりです。

そして、「クリスマス」と言ったのは、町中が飾り付けられて一晩中ライトアップされてるから。貧しい家の外もみなライトアップされます。インドの電気代の仕組みってどうなってるんだろう・・・?

近所の団地もちゃんとライトアップされて、子供たちも楽しそうに夜まで遊んでます。

いくつかある有名なお祭り地域では大きい建物が「これでもかっ!」といった感じにキラキラライトアップされています。

日本のミレナリオやルミナリエにも負けない華やかさです。でも、日本みたいにいちゃついてるカップルは見かけません。

あと、「正月」と言ったのは、Durga Pujaの週はみんな有休も合わせて1週間ほど休みで、休み前後はみんなやる気がないから。正月ボケって感じです。

お祭りは3日ほど続いて、毎日凄い人だかりです。

町中で数百メートルおきにDurga神を祭っていて、いたるところに同じような神様の像があります。初めのうちは、「凄い!」と思い、途中から「またこれかー」と思うようになり、最後は「可愛い」と思えてきます。なんでぬいぐるみのDurgaちゃんを出さないんだろうって本気で思います。ほんとに可愛いのに。あれば買うのに。

Durga神です(真ん中で悪魔?を刺し殺してる腕がいっぱいの女性)
これまたDurga神です。
そしてDurga神です。
さらにDurga神です。
これでもか!Durga神です。だんだん可愛く見えて来ませんか?

明日はDiwali(これもお祭り)。町中がHappy Diwaliで大騒ぎ。すでに外は爆竹の音がチラホラ。明日は一晩中大騒ぎです!

やっぱりピースを象徴する絵は万国共通です。

2008年10月19日日曜日

インドを旅してみよう~エローラ&ダウラタバード編

アジャンタの興奮冷めやらぬまま、翌日はエローラへ。

エローラも始発(6時半)のバスで行こうかと思ったら、開門が9時とのこと。アウランガバード-アジャンタが3時間弱なのに対して、アウランガバード-エローラは1時間弱で着いてしまうから、到着が早すぎる。どうしたものかと調べていたら、エローラへ行く途中にダウラタバードという城砦があることが判明。しかも開園時間が「日の出」。これはエローラの前の時間つぶしにぴったりだ、ということで、2日目はダウラタバード+エローラに決定!

ガラガラの始発バスに乗ったのに、途中の町で通学ラッシュと重なったらしく、大勢の子供たちが乗ってくる。「ジャパニー、ジャパニー」と色んな子供たちに声をかけられる。何を言っているか分からないが、適当にうんうん言っていると大喜び。バカにされている雰囲気ではないから、まぁいいか。


バスに揺られること30分。子供たちに、「ここだ、ここだ」と教えられてバスから飛び降りると・・・、おぉ~これがダウラタバードかー。


予備知識がまったくなかったから、入り口付近のおじさんからガイドブックを購入。ガイドブックによると、1187年に造られた砦で、それから遷都も経験し、8つの王朝、王国の栄華・衰退を経験してきた由緒ある砦らしい。中に入ってみると、まずは重厚な門と城壁が。おぉ、イメージ通りのインドの砦って感じ。



しばらく歩いていくと、直径10センチくらいのキャノン砲や直径30センチを超えるんではないかという巨大キャノン砲が飾ってあったりする。なかなか砦っぽくていい感じ。



全部で600段あるらしい階段を上り続けること30分。やっと頂上に到着。頂上には飾り気のない宮殿が。王様ここにいたのかな。


頂上の建物はたいしたことないものの、頂上までに来て何がよかったって、この壮大な景色! このだだっぴろいデカン高原を早朝から独り占め。心地よい風が吹いて、うーん、気持ちいい!!! 地理の教科書で呪文のように覚えたデカン高原を自分の生の目で見て感じられる絶好の場所。最高の景色なので、ぜひぜひ頂上まで行ってみて!


さて、準備運動もバッチリということで、そこ辺を走っているバスに飛び乗って(バスに乗るのも慣れたもんだ)、いざエローラへ。ガタゴト揺られること30分、エローラに到着。アジャンタと違って、隠そうとして作った気配はなく、道のすぐ横にあって、アクセスしやすい。

エローラには全部で34個の石窟群から成っていて、時代と共に仏教、ヒンドゥー教、ジャイナ教の3つの宗教の石窟群が造られたのが特徴。普通、新しい王朝や宗教が台頭すると、その前のものって壊されちゃうけど、エローラは3つの石窟群が綺麗に残っているのがこれまた凄い。

入り口をくぐると、綺麗な庭園の向こうに馬鹿デカイ建物が見える。あれが噂の「カイラーサナータ寺院(No16)かー!」と思いつつも、あれを初めに見ると他がショボク見えるから注意と地球の歩き方に書いてあったから、見て見ぬふりをして、Cave No.1へ。

初めの12個は仏教寺院。アジャンターが紀元前1世紀と紀元5世紀頃なのに対して、エローラは7,8世紀と比較的新し目。アジャンターからの時代の変遷はなんとなく感じるものの、やはり似たところもちらほら。早くカイラーサナータ寺院(No16)が見たくてウズウズしてくる・・・、けど、1つ1つ丁寧に見て周る。

1時間半後、とうとうカイラーサナータ寺院(No16)までたどり着く。入り口の門をくぐると・・・、な、なんじゃこりゃー!!! なんという凄まじいデカさ。岩山を削ってこれを全部造ったって言うのかー! す、凄すぎる。有り得ない。入り口の説明書きを読んでみると、「完成まで200年以上、作業は10世代に渡った」と書いてある。うん、納得。。。


こんなに巨大なのに、細部もきめ細やか。内部までちゃんと作りこんである。そして、寺院を下で支える象さんが健気で可愛い(笑) 銀行のシステム統合が大変とか言ってる場合じゃない。現代でもこんなのそう簡単には作れないでしょ。



カイラーサナータ寺院の全貌を見渡してみようということで、裏の丘に登ってみると・・・、おぉぉぉぉっ! な、なんというスケール! なんという圧倒感! 凄い、凄い、凄すぎる! インドに赴任してよかったー!と大いに感じた瞬間でした♪



カイラーサナータ寺院を見た後は、後は何を見ても感動はイマイチだけど、綺麗な滝やジャイナ教の繊細な彫刻は、それはそれで見ごたえありでした。Cave No29の中でゆっくり休むのもお勧めです。



というわけで、アジャンタ&エローラ編でした。コルカタはいかにもインド臭い都会を味わえるし、バナラシ(バナーラス)はインドの生活と宗教の密接な関係を肌で感じられてすごくお勧めだけど、「そんなのはどうでもいい! 快適に建物や遺跡さえ見れればいいんだぁ!」というひとは、ムンバイ、アジャンタ&エローラという旅行もありです。見ごたえ十分です!

2008年10月14日火曜日

インドを旅してみよう~アジャンタ編

この前の祝日と週末を使ってアジャンタ(Ajanta)&エローラ(Ellora)に行ってきました。

学生時代にインドを旅したときは、デリーからガンジス川沿いを下って、アーグラ、バナラシ、コルカタに抜けるという、いわゆるバックパッカー初心者の「オーゴンルート」を周ったので、インド西部と南部は未開拓。ということで、遺跡好きの自分としては、今回の旅行先をアジャンター&エローラに決定。

世界史を取っていた人、世界遺産が好きな人ならアジャンタ石窟群、エローラ石窟群、どちらも名前を聞いたことがあるはず。実は両遺跡は近くにあって、ムンバイから飛行機で1時間弱でいけるアウランガバード(Aurangabad)を拠点に観光できます。

今回は休みの4日を次のように利用して観光してきました。

1日目:移動およびアウランガバード市内観光
2日目:アジャンタ石窟群観光
3日目:エローラ石窟群観光&ダウラタバード観光
4日目:移動

1日目:移動およびアウラガンバード市内観光
インドの航空会社といえばAir Indiaと思う人が多いかもしれません。
しかーし、最近インドでは航空機の需要が急拡大していて、いくつか新興の人気の航空会社があります。その中でも特に、サービスの質の高さで有名なのが、Jet AirwaysとKing Fisher。

過去にAir Indiaは最悪の思い出があるので、値段は1.5倍以上するものの、今回も迷わずJet Airwaysを選択。Jet Airwaysの良いところは・・・、

①食事が美味しい(写真の通り、カレーだけど・・・)
②サービスの質がいい(下手すると日本の航空会社の国内便よりいいです)
③CAが綺麗(みんな可愛いです、ほんとに。ただし、King Fisherの制服の方がセクシーです・・・)

※King Fisher RedはAir Deccanを買収して出来たKing Fisherの安価ブランドなので、本当の意味での良いサービスは期待できません。


今回は、もういい大人だからということで、1泊1000Rs(2500円)する中級ホテルに宿泊。
ただ思ったほどいけてなく、何がいけてないかというと、床と壁が綺麗な白色のせいで虫がやたら目立つ・・・。殺しても殺しても出てくるから、1日目であきらめてあとは共同生活することに。
あとは、中級ホテルなのに、朝しかホットシャワーが出ない。文句を言おうかと思いつつ、昔を思い出しながら水シャワーを浴びていたら気持ちよくなってきたので、そのまま使うことに・・・。
この程度なら500Rsのホテルにしておけばよかったなーと初日に若干後悔。。


2日目:アジャンタ石窟群観光
ツアーに参加しようかとも考えたものの、公共バスで行くと5分の1の値段で、しかも自分ひとりで早朝からいけるということで、自力で行くことに。
朝5時半に出発してセントラルバスステーションに行くと、案の定英語の案内板はどこにもなく、「アジャンター、アジャンター」と叫びながらバスを確認して乗り込み、ゆられること3時間。
どうにかアジャンターに到着~!


Admissionを支払い、シャトルバスに乗り、さらにチケットを購入し、そこから100段くらいの急な坂道を登ると・・・、歴史の教科書で見たあの光景が!!!

岩山に無数の穴が見える。ああ、あれが石窟寺院ってやつか~。
9時開園なのに、8時過ぎに到着したってことで、もちろん遺跡見学一番乗り。感動の光景を独り占め。うしし。


アジャンターには全部で30の石窟寺院があるんだけれど、その中でも第1窟の壁画、特に菩薩様の壁画が有名らしい。なんとその菩薩様は法隆寺金堂内陣の装飾にある菩薩像のオリジナルとのこと。地球の歩き方を片手に、壁画を探していると・・・、いたいた菩薩様! うーん、1500年以上前にかかれたとは思えない美しさ。感慨深い。


それ以外にも、ただ岩山を彫るだけでも大変だったろうに、細かい彫刻をしてみたり、何本もの柱を狂いなく彫ってみたりと、本当によく作ったものだと大感動! 地球に生まれてよかったー!(笑)と思った瞬間でした。


ちなみに、時間があれば展望台まで登るのをお勧めします。石窟群を見渡せるだけでなく、大きな滝や広い高原が一望できてほんとに綺麗です。これまた地球に生まれてよかったー!(笑)と思える瞬間です。ただ、うるさいインド人が何人かいるのが玉に瑕。でも勉強になったのが、インド人が石を売りつけようと白人さんに話しかけたところ、「私は神のお作りになったこの広大な土地と、古人によって作り出されたこの荘厳な石窟群を、目と耳と肌とで感じて楽しんでいるところなの。邪魔しないでくれる。」って感じな壮大なセリフを言った後、あとはオーとかゴッドとか声を漏らしながら完全にインド人を無視。たぶんインド人も「なんてスケールのでかいセリフを吐くやつなんだ。こいつは無理だ」と思ったらしく、一瞬で諦めてました。なるほど、インド人もびっくりするくらいスケールの大きさで、現状を説明できればいいのか。勉強になりました、はい。


帰りは混んでて座れなかった・・・、と思ったら、運転席の横の荷物置き場に座らせてもらえました。マフラー捲いてタバコ片手にかっ飛ばす見事な運転テクニック、運転手がやたらかっこよく見えてついつい写真を撮っちゃいました☆


エローラ編に続く。